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耐弾試験に備え、砲を外したK-2戦車。

 

120mmAPFSDSが着弾。発光と共に白煙があがる。

着弾の衝撃に耐えられずタングステン弾芯が折れ、

右側に衝突。

原因は弾芯のSintering不良であると推察。

複合装甲に突入した弾芯前方部は複合装甲を破壊、

SiC系セラミック装甲が粉状化し噴出しはじめる。

特徴からこの装甲はSiC系セラミック装甲であると断定。

折れた弾芯後方は激しく火花を散らせながら装甲表面を横に損傷させていく。

<情報 韓国窯業技術院(KICET)35頁

HP-SiC製造

SiC大型防弾プレート開発
-目標 : 次世代戦車黒豹(XK-2)用

大型セラミックス防弾プレート開発
-製造方法 : α-SiC(6H) + 焼結調剤(B,C)

熱間加圧焼結法(hot-press)

粉状化したSiCの粉塵の噴出が大きくなる。

折損した弾芯後方は装甲表面を傷つけ、

どこか遠くへ飛んで消えてしまった。



私の見解。

1.sintered tungsten alloy製造技術の不足、または

 製造企業の手抜きがある。

2.韓国セラミック業界は硬度が重要と考え、SiC系

セラミックの製造を重視していた、その弊害がある。

SiCは戦車用の装甲に不向きである、

そして圧力で再焼結せず、粉状化して崩壊してしまった、

折れた不完全な砲弾で装甲が破損したのである。

ことからSiC製造技術にも疑問が残る。



4.着弾が装甲中央よりかなり下にずれている

 APFSDSは、特に55口径は近距離での命中精度が

悪いと言われているが、これは中央からずれ過ぎだろう

と感じる。

3.これらのことから、現時点のK-2戦車は、

先進国水準の火力と防護力を満たしておらず、

性能不足と判断する。

しかし、砲弾も装甲も将来的に改良、改善が可能であり、

最終的にK-2戦車は3.5世代戦車の要求を満たすもの

になるであろうと判断する。



辛口でしたが、K-2に関して思う所を書きました。



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